エクテンのメタデッキ
2010年1月17日 音楽 コメント (2)
あけおめです。もうじきGP横浜ですね~。PTQもありますし、自分用のまとめも兼ねて、メタゲーム上位のデッキを僕がMOで使ってるやつはリストも載せて紹介していこうと思います。
僕が人のデッキを使うときのポリシーとして「最初は75枚完全コピーから入る」というのがあるんで、中にはネットの完コピもありますが、まだGPまで結構な日数があるんで叩き台にでもしてくださいませ。
「何でもいいからとりあえずいっぱいデッキリストが見たい!」って方はこちらの「Decks of the Week」に大量にあります。スタンダードのリストもたくさんあるし便利ですよ~。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Archive.aspx?tag=activity
・メタゲームの流れ
PTオースティンでは新環境1発目ということもあってローテーションの影響をあまり受けなかったズーの使用率が高く、トップ8に4人ものプレイヤーを送り込みました。その中でも特に完成度の高かったキブラーズーが見事優勝。あの段階であのリストを完成させたのはすばらしいとしか言いようがないですね。
そして世界選手権ではズーが更に増加し、環境が固まってきたことによってコントロールデッキ(ソプター、フェアリー)も出てきました。メタ的にばっちりだったAIR(《血染めの月/Blood Moon》デッキ)も結構勝ってましたね。
ここから1ヵ月ほど経った今のMOのメタだと、本当に何でもいる感じで資産的に安く組める赤単が少し多いかな~くらいです。個人的にはどのデッキを使っててもそれなりに強いなーと思うんで、もしこれからエクテンを始める方は好きなデッキをコピーするとこからスタートして何ら問題はないでしょう。
それでは、こっからはビートダウン、コントロール、コンボに分けてデッキを紹介していきます。まずは1番多いと予想されるこのデッキタイプから。
~ビートダウン~
ズー、赤単
ビートダウンといえば友晴さん。友晴さんのエクテンデッキといえばズー。
その友晴さんがファイナルズで使ったリストと、キブラーがPTオースティンを征したリストを主に使ってるんですが、どっちも完成度が高く、友晴さんのリストに至ってはまだ1度もマッチを落としていません。6マッチくらいしかしてませんけど(笑)
友晴さんの完コピですが一応リスト載せときます。
・Zoo
4 Noble Hierarch
4 Wild Nacatl
4 Tarmogoyf
4 Woolly Thoctar
4 Knight of the Reliquary
4 Lightning Bolt
4 Path to Exile
4 Negate
2 Temporal Isolation
4 Bant Charm
1 Forest
1 Plains
1 Island
4 Misty Rainforest
4 Scalding Tarn
4 Arid Mesa
2 Temple Garden
1 Stomping Ground
1 Sacred Foundry
1 Steam Vents
1 Hallowed Fountain
1 Treetop Village
Sideboard
4 Meddling Mage
3 Baneslayer Angel
1 Tormod’s Crypt
2 Ancient Grudge
1 Temporal Isolation
4 Ravenous Trap
コンボにもコントロール相手にもまあまあ強く、同系にも完全除去の多さで有利に戦えます。
ただ2マナ以下のクリーチャーが12体しかいないので、そのせいで普通のズーと比べて多少マリガンは多めになっています。
僕は相手のデッキを知らない1本目は、この3種類の内のどれかがないとマリガンするようにしてるんですが、もしかしたらこれが間違ってるのかも?
個人的な意見としては《否認/Negate》1枚と何かを《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》とかの軽いクリーチャーにしてキープ率をあげたいところ。あとサイド後に《翻弄する魔道士/Meddling Mage》+《否認/Negate》と同じターンに動くのが難しいんで、青マナをもう1つ増やすのを検討してもいいと思います。
・キブラーズー
見たまんまクリーチャーデッキに強くコンボに弱いです。が、やはり《罰する火/Punishing Fire》システムだけで勝てるデッキも多いので、メタ次第では大いに有りですね。サイドに少し墓地対策を入れるといいでしょう。
使うにしろ使われるにしろ注意するべきなのは、《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》はマナ能力なので《根絶/Extirpate》を《罰する火/Punishing Fire》に打たれた時に対応して回収できることですかね。誰かの日記からパクった知識ですけどf^^;
・赤単バーン
これはあまりに嫌いなデッキタイプなので1度も使ってません…じゃあ書くなよと(笑)
しかしながら1番多くあたったデッキなんで何が入ってると強いかは結構分かってるつもりです。サイド後も含めると《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》が相当イケてるんでこれはマストで、クリーチャーは《ゴブリンの先達/Goblin Guide》、《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》とスタンダードライクな方がいいと思います。《ぐらつく峰/Teetering Peaks》もコントロールが多いメタなら意外とやります。
最近かなりメタられてるんで、《恒久の拷問/Everlasting Torment》がサイドにあるとクールです…多分(笑)
~コントロール~
ソプター、フェアリー、殉教者系
・Tezzeret Thopter
2 Trinket Mage
3 Chrome Mox
1 Tormod’s Crypt
4 Spell Snare
3 Path to Exile
1 Pithing Needle
2 Mana Leak
2 Thopter Foundry
1 Sword of the Meek
1 Muddle the Mixture
4 Thirst for Knowledge
1 Vedalken Shackles
2 Gifts Ungiven
2 Cryptic Command
1 Wrath of God
1 Day of Judgment
3 Engineered Explosives
1 Chalice of the Void
2 Tezzeret the Seeker
3 Island
3 Snow-Covered Island
1 Plains
1 Snow-Covered Plains
2 Hallowed Fountain
1 Steam Vents
3 Misty Rainforest
3 Arid Mesa
1 Mystic Gate
1 Seat of the Synod
1 Ancient Den
1 Tolaria West
1 Ghost Quarter
1 Academy Ruins
Sideboard
3 Meddling Mage
2 Glen Elendra Archmage
3 Baneslayer Angel
1 Tormod’s Crypt
1 Path to Exile
1 Relic of Progenitus
2 Negate
1 Crucible of Worlds
1 Wrath of God
何相手にもバランス良く戦えますし、《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》《弱者の剣/Sword of the Meek》のコンボが揃った瞬間にGGというお手軽さも兼ね備えたデッキ。
これぞコントロールといった構成なんで、コントロール好きな人におすすめです。
《呪文嵌め/Spell Snare》、《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》の2枚は青の代名詞と言ってもいいほどに強いんで、青いコントロールデッキには必須だと思います。
いいデッキなんですが、勝ち筋が細いんで時間切れには気を付けたいですね。サイドのクリーチャー達は単純に強いだけでなく、そういった意味でも役に立ってくれます。それでももし時間が気になるなら《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》と《弱者の剣/Sword of the Meek》を多めに入れたリストがいいかもしれません。
・フェアリー
4 Spellstutter Sprite
4 Vendilion Clique
4 Mistbind Clique
4 Ancestral Vision
3 Spell Snare
4 Bitterblossom
4 Mana Leak
3 Doom Blade
3 Umezawa’s Jitte
3 Cryptic Command
6 Island
4 Secluded Glen
4 River of Tears
2 Watery Grave
2 Misty Rainforest
2 Scalding Tarn
4 Mutavault
Sideboard
1 Glen Elendra Archmage
3 Thoughtseize
3 Deathmark
2 Extirpate
2 Relic of Progenitus
3 Flashfreeze
1 Doom Blade
あんちゃんです。ドレッジみたいな軸が違うデッキ以外には安定した勝率を誇ります。
どのデッキで対戦しても戦いづらく、もしかしたら最強のデッキかも?ソプターデッキの安定感が増したバージョンのような印象ですかね。ただ好みの問題もあるんで、僕みたいにソプターの方が好きな人もいるでしょう。
MOにはあまりドレッジがいないんで墓地対策を削ってますが、ドレッジが気になるなら《死の印/Deathmark》と《瞬間凍結/Flashfreeze》の枚数を調節して墓地対策を増やすといいでしょうね。
・殉教者系
今の主流は《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》、《壊死スリヴァー/Necrotic Sliver》と《酷評/Castigate》をタッチした白黒型ですね。
しかし日増しにコンボデッキやフェアリーが増えてるんで個人的には好きじゃないです。回しててあまり楽しくないのもちょっと…と酷評しまくってしまいましたが、メタ次第ではベストチョイスになりえます。人によって《悪斬の天使/Baneslayer Angel》は入ってたり入ってなかったりですが、スタンダードと一緒で生き残れば勝つんで、持ってるなら入れるべきです。
~コンボ~
ドレッジ、陽星エメリア、《集団意識/Hive Mind》、《暗黒の深部/Dark Depths》、《風景の変容/Scapeshift》、エルフ
・ドレッジ
メイン戦の勝率が高く、メタられてないなら最強候補の1つです。
問題はみんながどれくらい対策してくるかその1点。今となっては皆がこのデッキの強さを知っているので、多い人は5枚以上サイドしてきたりしますしね。
ちょっと古いリストなんですが、僕のサイドボード載っけときます。メインはなべ君のと一緒です。
3 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《暗黒破/Darkblast》
3 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《壌土からの生命/Life from the Loam》
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
・陽星エメリア
やそさんがオースティン、世界選手権、ファイナルズと一貫して使ってる《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》、そして《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》で実質的に相手のターンを無くしてしまうコンボデッキ。
非常に残念なことに、ドレッジやソプターのあおりを受けて墓地対策に引っかかってしまうのが悲しいところ…しかし《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を最も上手く使ったデッキですし、4色(その気になれば5色にもできる)デッキということでカード選択の幅が広く、使っていておもしろいです。クリーチャーデッキに強いのと、メタに合わせてチューンできる対応力も魅力ですね。
・《集団意識/Hive Mind》
最近日本語版MTG.comで紹介されてたやつです。近頃は定番の青、黒、赤パクトに加え、《仲裁の契約/Intervention Pact》、《召喚士の契約/Summoner’s Pact》を1枚ずつ採用してコンボ成立が遅くても確実に相手を殺せるように工夫されてるリストもあります。
MOで勝ってるリストは《睡蓮の花/Lotus Bloom》が入ってないものが多く、その方が3キル率も上がりつつ長期戦にも強くなるんでおすすめです。
このデッキの長所はコンボの中でも早い部類に入ること、カウンター以外で対処するのが非常に難しいことが挙げられます。今現在でもかなり強いんですが、《集団意識/Hive Mind》がリリースされてまだ1年も経っていないため、これからの発展も期待できる良いデッキですね。
・《暗黒の深部/Dark Depths》
通称DD。コントロールデッキとどっちに分類しようか迷ったほど柔軟性に富んだコンボデッキ。
正直な話、一人回ししてるとかなり弱く感じるデッキなんです。しかしこのデッキの真の強さは実際に対戦してみると分かります。単純にこのコンボは他のコンボよりも圧倒的に早いですし、《思考囲い/Thoughtseize》や《虚空の杯/Chalice of the Void》での妨害やインスタント(と瞬速)の多さがこのデッキのいやらしさを増しています。
戦いづらさはフェアリーほどではないですが、何度か練習しておかないと痛い目に会っちゃうでしょう。
サイドに《不気味な発見/Grim Discovery》とか《消耗の儀式/Rite of Consumption》を入れとくと、マリッドレイジを除去してくる相手にも耐性がつきます。
・《風景の変容/Scapeshift》
4 Coiling Oracle
4 Sakura-Tribe Elder
4 Wood Elves
3 Ponder
4 Remand
4 Peer Through Depths
4 Scapeshift
3 Firespout
3 Cryptic Command
3 Repeal
5 Forest
3 Island
2 Mountain
4 Stomping Ground
4 Steam Vents
1 Breeding Pool
2 Misty Rainforest
2 Flooded Grove
1 Valakut, the Molten Pinnacle
Sideboard
2 Glen Elendra Archmage
3 Lightning Bolt
3 Negate
1 Firespout
3 Ravenous Trap
1 Rude Awakening
2 Boseiju, Who Shelters All
今MOで使い続けてるのがこのデッキで、大きく分けると3つのタイプがあります。
1・上のリストのように青が濃いめでカウンターが多いタイプ
2・同じ青緑赤でもカウンターを減らして《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》、《砕土/Harrow》を積んだ速度重視タイプ。
3・赤緑で《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》などを入れた普通に殴って勝っちゃうよータイプ。
僕はカウンターが多いタイプが好きで、勝率もかなりいいです。
ただMOのリストをコピーする際には注意が必要です。MOで勝ってるリストは山の総数が9枚の物が多く、これでは《風景の変容/Scapeshift》を打っても勝てない事が多々ありました。(十分な数の《山/Mountain》がライブラリーに残ってないため)
それならなぜ多くの人が9枚にしちゃったのか?
僕の経験から察するに、半分くらいの対戦相手はライフが20あっても《風景の変容/Scapeshift》を唱えると解決前に投了しちゃうんです。
実際に僕はもし対戦相手が投了しなかった場合、そのターンには勝てない事が少なくとも3回はありました。その3回は手札にある《山/Mountain》達を《稲妻/Lightning Bolt》にしようと打ったものだったんですが、まさかの相手投了×3…
とまあ結果はどうであれ、今はそんなにMOをやってないのにすでに3回もあったということは、9枚だと結構な頻度でこういう事態に陥ってしまう、ということです。
《風景の変容/Scapeshift》を打っても勝てないということだけは避けなければならないので、最低でも10枚は《山/Mountain》が必要でしょう。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》が1枚なのは相手がライフゲインしなかった場合に問題なく勝てるんで減らしました。《山/Mountain》を増やすための苦渋の決断ですね。
サイドのチャームポイントは《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》。
コンボデッキ対決の場合は《風景の変容/Scapeshift》を2~3枚減らして、こいつと《否認/Negate》でパーミッションぽく動いて殴り勝つことも多いです。
予想されてないと簡単に通ってゲームに勝たせてくれるんでいいですよ。
サイドに《急かし/Quicken》なんかも意外性があっておもしろいですね。
このデッキだけやたらと長くなってしまいましたが、最後にプレイングのコツを1つ。
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》などで相手のライフを18にしとくとフィニッシュする時に土地が1枚少なくて済むので、少々無理やりにでも殴っといた方が楽になります。赤単などのフェッチランドやギルドランドが入ってない相手にこれは非常に重要です。
それではいよいよ最後のデッキです。
・Elves!!
4 Llanowar Elves
4 Elves of Deep Shadow
4 Boreal Druid
4 Heritage Druid
4 Nettle Sentinel
4 Elvish Visionary
4 Elvish Archdruid
1 Viridian Shaman
2 Regal Force
4 Summoner’s Pact
4 Glimpse of Nature
1 Weird Harvest
1 Akroma’s Memorial
18 Forest
1 Pendelhaven
Sideboard
3 Viridian Shaman
2 Oversoul of Dusk
1 Acidic Slime
1 Cloudthresher
3 Umezawa’s Jitte
4 Primal Command
1 Pendelhaven
またエルフかよ!という声が聞こえてきそうですがまじです。最近気付いたんですけど僕かなりエルフ好きですね。正直このデッキが紹介したくてここまで長々と書いたようなもんです(笑)
もちろん、僕の趣味だけってなわけではなくちゃんと強いデッキです。
最初に当たった相手はこちらが先手で、2ターン目に相手の《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》を《差し戻し/Remand》したのにも係わらず3キルされました。勝ち方もクリーチャー全部出して《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial》と相当にお洒落で素敵です。ローテーション後はあまり露出しておらず、《集団意識/Hive Mind》デッキと同じくこれからの成長にも期待できます。1マナクリーチャーの枚数、色を足すか否か、《奇妙な収穫/Weird Harvest》とか土地の枚数は?などまだまだ調整すべき点が多いです。
このデッキを完成させるのはあなたかもしれない!?
以上で今回は終わりです。何かみなさんの心に響くデッキがあったら嬉しいです。
それではGP横浜でお会いしましょう!
僕が人のデッキを使うときのポリシーとして「最初は75枚完全コピーから入る」というのがあるんで、中にはネットの完コピもありますが、まだGPまで結構な日数があるんで叩き台にでもしてくださいませ。
「何でもいいからとりあえずいっぱいデッキリストが見たい!」って方はこちらの「Decks of the Week」に大量にあります。スタンダードのリストもたくさんあるし便利ですよ~。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Archive.aspx?tag=activity
・メタゲームの流れ
PTオースティンでは新環境1発目ということもあってローテーションの影響をあまり受けなかったズーの使用率が高く、トップ8に4人ものプレイヤーを送り込みました。その中でも特に完成度の高かったキブラーズーが見事優勝。あの段階であのリストを完成させたのはすばらしいとしか言いようがないですね。
そして世界選手権ではズーが更に増加し、環境が固まってきたことによってコントロールデッキ(ソプター、フェアリー)も出てきました。メタ的にばっちりだったAIR(《血染めの月/Blood Moon》デッキ)も結構勝ってましたね。
ここから1ヵ月ほど経った今のMOのメタだと、本当に何でもいる感じで資産的に安く組める赤単が少し多いかな~くらいです。個人的にはどのデッキを使っててもそれなりに強いなーと思うんで、もしこれからエクテンを始める方は好きなデッキをコピーするとこからスタートして何ら問題はないでしょう。
それでは、こっからはビートダウン、コントロール、コンボに分けてデッキを紹介していきます。まずは1番多いと予想されるこのデッキタイプから。
~ビートダウン~
ズー、赤単
ビートダウンといえば友晴さん。友晴さんのエクテンデッキといえばズー。
その友晴さんがファイナルズで使ったリストと、キブラーがPTオースティンを征したリストを主に使ってるんですが、どっちも完成度が高く、友晴さんのリストに至ってはまだ1度もマッチを落としていません。6マッチくらいしかしてませんけど(笑)
友晴さんの完コピですが一応リスト載せときます。
・Zoo
4 Noble Hierarch
4 Wild Nacatl
4 Tarmogoyf
4 Woolly Thoctar
4 Knight of the Reliquary
4 Lightning Bolt
4 Path to Exile
4 Negate
2 Temporal Isolation
4 Bant Charm
1 Forest
1 Plains
1 Island
4 Misty Rainforest
4 Scalding Tarn
4 Arid Mesa
2 Temple Garden
1 Stomping Ground
1 Sacred Foundry
1 Steam Vents
1 Hallowed Fountain
1 Treetop Village
Sideboard
4 Meddling Mage
3 Baneslayer Angel
1 Tormod’s Crypt
2 Ancient Grudge
1 Temporal Isolation
4 Ravenous Trap
コンボにもコントロール相手にもまあまあ強く、同系にも完全除去の多さで有利に戦えます。
ただ2マナ以下のクリーチャーが12体しかいないので、そのせいで普通のズーと比べて多少マリガンは多めになっています。
僕は相手のデッキを知らない1本目は、この3種類の内のどれかがないとマリガンするようにしてるんですが、もしかしたらこれが間違ってるのかも?
個人的な意見としては《否認/Negate》1枚と何かを《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》とかの軽いクリーチャーにしてキープ率をあげたいところ。あとサイド後に《翻弄する魔道士/Meddling Mage》+《否認/Negate》と同じターンに動くのが難しいんで、青マナをもう1つ増やすのを検討してもいいと思います。
・キブラーズー
見たまんまクリーチャーデッキに強くコンボに弱いです。が、やはり《罰する火/Punishing Fire》システムだけで勝てるデッキも多いので、メタ次第では大いに有りですね。サイドに少し墓地対策を入れるといいでしょう。
使うにしろ使われるにしろ注意するべきなのは、《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》はマナ能力なので《根絶/Extirpate》を《罰する火/Punishing Fire》に打たれた時に対応して回収できることですかね。誰かの日記からパクった知識ですけどf^^;
・赤単バーン
これはあまりに嫌いなデッキタイプなので1度も使ってません…じゃあ書くなよと(笑)
しかしながら1番多くあたったデッキなんで何が入ってると強いかは結構分かってるつもりです。サイド後も含めると《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》が相当イケてるんでこれはマストで、クリーチャーは《ゴブリンの先達/Goblin Guide》、《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》とスタンダードライクな方がいいと思います。《ぐらつく峰/Teetering Peaks》もコントロールが多いメタなら意外とやります。
最近かなりメタられてるんで、《恒久の拷問/Everlasting Torment》がサイドにあるとクールです…多分(笑)
~コントロール~
ソプター、フェアリー、殉教者系
・Tezzeret Thopter
2 Trinket Mage
3 Chrome Mox
1 Tormod’s Crypt
4 Spell Snare
3 Path to Exile
1 Pithing Needle
2 Mana Leak
2 Thopter Foundry
1 Sword of the Meek
1 Muddle the Mixture
4 Thirst for Knowledge
1 Vedalken Shackles
2 Gifts Ungiven
2 Cryptic Command
1 Wrath of God
1 Day of Judgment
3 Engineered Explosives
1 Chalice of the Void
2 Tezzeret the Seeker
3 Island
3 Snow-Covered Island
1 Plains
1 Snow-Covered Plains
2 Hallowed Fountain
1 Steam Vents
3 Misty Rainforest
3 Arid Mesa
1 Mystic Gate
1 Seat of the Synod
1 Ancient Den
1 Tolaria West
1 Ghost Quarter
1 Academy Ruins
Sideboard
3 Meddling Mage
2 Glen Elendra Archmage
3 Baneslayer Angel
1 Tormod’s Crypt
1 Path to Exile
1 Relic of Progenitus
2 Negate
1 Crucible of Worlds
1 Wrath of God
何相手にもバランス良く戦えますし、《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》《弱者の剣/Sword of the Meek》のコンボが揃った瞬間にGGというお手軽さも兼ね備えたデッキ。
これぞコントロールといった構成なんで、コントロール好きな人におすすめです。
《呪文嵌め/Spell Snare》、《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》の2枚は青の代名詞と言ってもいいほどに強いんで、青いコントロールデッキには必須だと思います。
いいデッキなんですが、勝ち筋が細いんで時間切れには気を付けたいですね。サイドのクリーチャー達は単純に強いだけでなく、そういった意味でも役に立ってくれます。それでももし時間が気になるなら《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》と《弱者の剣/Sword of the Meek》を多めに入れたリストがいいかもしれません。
・フェアリー
4 Spellstutter Sprite
4 Vendilion Clique
4 Mistbind Clique
4 Ancestral Vision
3 Spell Snare
4 Bitterblossom
4 Mana Leak
3 Doom Blade
3 Umezawa’s Jitte
3 Cryptic Command
6 Island
4 Secluded Glen
4 River of Tears
2 Watery Grave
2 Misty Rainforest
2 Scalding Tarn
4 Mutavault
Sideboard
1 Glen Elendra Archmage
3 Thoughtseize
3 Deathmark
2 Extirpate
2 Relic of Progenitus
3 Flashfreeze
1 Doom Blade
あんちゃんです。ドレッジみたいな軸が違うデッキ以外には安定した勝率を誇ります。
どのデッキで対戦しても戦いづらく、もしかしたら最強のデッキかも?ソプターデッキの安定感が増したバージョンのような印象ですかね。ただ好みの問題もあるんで、僕みたいにソプターの方が好きな人もいるでしょう。
MOにはあまりドレッジがいないんで墓地対策を削ってますが、ドレッジが気になるなら《死の印/Deathmark》と《瞬間凍結/Flashfreeze》の枚数を調節して墓地対策を増やすといいでしょうね。
・殉教者系
今の主流は《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》、《壊死スリヴァー/Necrotic Sliver》と《酷評/Castigate》をタッチした白黒型ですね。
しかし日増しにコンボデッキやフェアリーが増えてるんで個人的には好きじゃないです。回しててあまり楽しくないのもちょっと…と酷評しまくってしまいましたが、メタ次第ではベストチョイスになりえます。人によって《悪斬の天使/Baneslayer Angel》は入ってたり入ってなかったりですが、スタンダードと一緒で生き残れば勝つんで、持ってるなら入れるべきです。
~コンボ~
ドレッジ、陽星エメリア、《集団意識/Hive Mind》、《暗黒の深部/Dark Depths》、《風景の変容/Scapeshift》、エルフ
・ドレッジ
メイン戦の勝率が高く、メタられてないなら最強候補の1つです。
問題はみんながどれくらい対策してくるかその1点。今となっては皆がこのデッキの強さを知っているので、多い人は5枚以上サイドしてきたりしますしね。
ちょっと古いリストなんですが、僕のサイドボード載っけときます。メインはなべ君のと一緒です。
3 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《暗黒破/Darkblast》
3 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《壌土からの生命/Life from the Loam》
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
・陽星エメリア
やそさんがオースティン、世界選手権、ファイナルズと一貫して使ってる《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》、そして《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》で実質的に相手のターンを無くしてしまうコンボデッキ。
非常に残念なことに、ドレッジやソプターのあおりを受けて墓地対策に引っかかってしまうのが悲しいところ…しかし《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を最も上手く使ったデッキですし、4色(その気になれば5色にもできる)デッキということでカード選択の幅が広く、使っていておもしろいです。クリーチャーデッキに強いのと、メタに合わせてチューンできる対応力も魅力ですね。
・《集団意識/Hive Mind》
最近日本語版MTG.comで紹介されてたやつです。近頃は定番の青、黒、赤パクトに加え、《仲裁の契約/Intervention Pact》、《召喚士の契約/Summoner’s Pact》を1枚ずつ採用してコンボ成立が遅くても確実に相手を殺せるように工夫されてるリストもあります。
MOで勝ってるリストは《睡蓮の花/Lotus Bloom》が入ってないものが多く、その方が3キル率も上がりつつ長期戦にも強くなるんでおすすめです。
このデッキの長所はコンボの中でも早い部類に入ること、カウンター以外で対処するのが非常に難しいことが挙げられます。今現在でもかなり強いんですが、《集団意識/Hive Mind》がリリースされてまだ1年も経っていないため、これからの発展も期待できる良いデッキですね。
・《暗黒の深部/Dark Depths》
通称DD。コントロールデッキとどっちに分類しようか迷ったほど柔軟性に富んだコンボデッキ。
正直な話、一人回ししてるとかなり弱く感じるデッキなんです。しかしこのデッキの真の強さは実際に対戦してみると分かります。単純にこのコンボは他のコンボよりも圧倒的に早いですし、《思考囲い/Thoughtseize》や《虚空の杯/Chalice of the Void》での妨害やインスタント(と瞬速)の多さがこのデッキのいやらしさを増しています。
戦いづらさはフェアリーほどではないですが、何度か練習しておかないと痛い目に会っちゃうでしょう。
サイドに《不気味な発見/Grim Discovery》とか《消耗の儀式/Rite of Consumption》を入れとくと、マリッドレイジを除去してくる相手にも耐性がつきます。
・《風景の変容/Scapeshift》
4 Coiling Oracle
4 Sakura-Tribe Elder
4 Wood Elves
3 Ponder
4 Remand
4 Peer Through Depths
4 Scapeshift
3 Firespout
3 Cryptic Command
3 Repeal
5 Forest
3 Island
2 Mountain
4 Stomping Ground
4 Steam Vents
1 Breeding Pool
2 Misty Rainforest
2 Flooded Grove
1 Valakut, the Molten Pinnacle
Sideboard
2 Glen Elendra Archmage
3 Lightning Bolt
3 Negate
1 Firespout
3 Ravenous Trap
1 Rude Awakening
2 Boseiju, Who Shelters All
今MOで使い続けてるのがこのデッキで、大きく分けると3つのタイプがあります。
1・上のリストのように青が濃いめでカウンターが多いタイプ
2・同じ青緑赤でもカウンターを減らして《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》、《砕土/Harrow》を積んだ速度重視タイプ。
3・赤緑で《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》などを入れた普通に殴って勝っちゃうよータイプ。
僕はカウンターが多いタイプが好きで、勝率もかなりいいです。
ただMOのリストをコピーする際には注意が必要です。MOで勝ってるリストは山の総数が9枚の物が多く、これでは《風景の変容/Scapeshift》を打っても勝てない事が多々ありました。(十分な数の《山/Mountain》がライブラリーに残ってないため)
それならなぜ多くの人が9枚にしちゃったのか?
僕の経験から察するに、半分くらいの対戦相手はライフが20あっても《風景の変容/Scapeshift》を唱えると解決前に投了しちゃうんです。
実際に僕はもし対戦相手が投了しなかった場合、そのターンには勝てない事が少なくとも3回はありました。その3回は手札にある《山/Mountain》達を《稲妻/Lightning Bolt》にしようと打ったものだったんですが、まさかの相手投了×3…
とまあ結果はどうであれ、今はそんなにMOをやってないのにすでに3回もあったということは、9枚だと結構な頻度でこういう事態に陥ってしまう、ということです。
《風景の変容/Scapeshift》を打っても勝てないということだけは避けなければならないので、最低でも10枚は《山/Mountain》が必要でしょう。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》が1枚なのは相手がライフゲインしなかった場合に問題なく勝てるんで減らしました。《山/Mountain》を増やすための苦渋の決断ですね。
サイドのチャームポイントは《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》。
コンボデッキ対決の場合は《風景の変容/Scapeshift》を2~3枚減らして、こいつと《否認/Negate》でパーミッションぽく動いて殴り勝つことも多いです。
予想されてないと簡単に通ってゲームに勝たせてくれるんでいいですよ。
サイドに《急かし/Quicken》なんかも意外性があっておもしろいですね。
このデッキだけやたらと長くなってしまいましたが、最後にプレイングのコツを1つ。
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》などで相手のライフを18にしとくとフィニッシュする時に土地が1枚少なくて済むので、少々無理やりにでも殴っといた方が楽になります。赤単などのフェッチランドやギルドランドが入ってない相手にこれは非常に重要です。
それではいよいよ最後のデッキです。
・Elves!!
4 Llanowar Elves
4 Elves of Deep Shadow
4 Boreal Druid
4 Heritage Druid
4 Nettle Sentinel
4 Elvish Visionary
4 Elvish Archdruid
1 Viridian Shaman
2 Regal Force
4 Summoner’s Pact
4 Glimpse of Nature
1 Weird Harvest
1 Akroma’s Memorial
18 Forest
1 Pendelhaven
Sideboard
3 Viridian Shaman
2 Oversoul of Dusk
1 Acidic Slime
1 Cloudthresher
3 Umezawa’s Jitte
4 Primal Command
1 Pendelhaven
またエルフかよ!という声が聞こえてきそうですがまじです。最近気付いたんですけど僕かなりエルフ好きですね。正直このデッキが紹介したくてここまで長々と書いたようなもんです(笑)
もちろん、僕の趣味だけってなわけではなくちゃんと強いデッキです。
最初に当たった相手はこちらが先手で、2ターン目に相手の《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》を《差し戻し/Remand》したのにも係わらず3キルされました。勝ち方もクリーチャー全部出して《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial》と相当にお洒落で素敵です。ローテーション後はあまり露出しておらず、《集団意識/Hive Mind》デッキと同じくこれからの成長にも期待できます。1マナクリーチャーの枚数、色を足すか否か、《奇妙な収穫/Weird Harvest》とか土地の枚数は?などまだまだ調整すべき点が多いです。
このデッキを完成させるのはあなたかもしれない!?
以上で今回は終わりです。何かみなさんの心に響くデッキがあったら嬉しいです。
それではGP横浜でお会いしましょう!
コメント
笑顔で参加できるといいなぁ…(笑)